ダイブマスターへの道-5章:3日目

三日目。なんとなく会社に出勤しているような気分になる。なお、出発前にぎっくり腰気味になり、講習中にタンク運びなどもやらなければならないし、連日のダイビング器材を着装する行為なども含め、腰がだんだん痛くなってきた。イスに座ってから立ち上がるとしばらく悶絶…。だましだましなんとか続行する。

午前は加藤さんが行う体験ダイビングのアシスタントを行った。プールと海で体験ダイバーにつきそう。プールでのレクチャーの後、自分が加藤さんを生徒に見立ててマスククリアやレギュレータリカバリーなどのデモンストレーション。こうしてプールにおけるOWなりディスカバースクーバ(体験ダイビングのことね)で、色々とスキルをデモンストレーションしていくことになる。あまり慌てずにできてはいるが、もっとおおげさにやった方がいいよ、とアドバイスされる。

さて、プールから次に桟橋に行って海に入ったのだが、かなり潮の流れがキツかった。自分は後ろを着いていっただけなのだが、かなり疲弊した。体験ダイバー二人を連れて泳ぐ加藤さんのスタミナはすげぇ、と思った。実際にダイビングしている時間は20分足らずだとは思うが、のんびりできない状態なので5分程度に感じた。

海から戻ってからスタミナスキルで残っているうちの800mスノーケル。おそらく2点だったようなw。あれ、合格できるのかコレ?と不安になる。言い訳ではないが、800mを20mプールで泳ぐと20往復することになる。途中で何メートルなのかわからなくなりペース配分が不安になってくる。これから受けるのなら、何かカウンターを使うといいかもだ。

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ダイブマスターへの道-3章:始まり 1日目

フィリピンってすげー国だ。

早朝に迎えに来てもらい初めてショップに移動中に思ったことだ。空港から宿までは夜だったこともあって、あまり状況が読めなかった。それに空港周りは道路もしっかりしているし、街っぽい。だが、マクタン島のリゾート地域を通る道路の周辺はもうスゴい状態。そこらへんにヤギや牛、そして鶏がいる。野生じゃなく飼育されているようだが、放し飼い。フリーダムな作りの家がほとんど。なんというか冬という季節があったら、凍え死にする人が続出するだろうな、と思う街。暑い国はすべてが適当でも死にはしないのだろう。この光景は最初はかなりの衝撃だったが3日するうちに慣れてきたw

ま、こんな感じの街ですw

さて、いよいよP.C.Diversに到着し、いよいよダイブマスター講習(以下DM講習)の始まりだ。

最初はオリエンテーション。日本人インストラクターのシズちゃんこと山口さんから受ける。ここではスケジュールなどの概略などを説明してもらう。だが、予定は予定なのでガンガン変わるので前日にスケジュールを決定します、とのこと。初日だが、一応器材類は全部持ってきたので潜る用意はあるのだが今日は潜るかどうかは不明。

そしていきなりDM講習として一番自分がイヤだな、と思うスタミナスキルからのスタートになった。インストラクターはジュリーさん。かなりでっかいカラダだけど優しくてダイビングは当たり前だけど、上手な人。その人についてもらい、まずは立ち泳ぎのチェックから。このDM講習の立ち泳ぎは15分間行ううち、最後の2分は水から手を出さなければならないというもの。息をめいっぱい吸って、浮力を確保し顔だけ出すようにして脱力して浮くようにする。真面目に泳ぐと疲れるのでこれで浮いている状態を作るわけだ。そして最後の2分間は多少足を使いつつクリア。これはできてしまえば満点の5点。最後のパートで手を水に入れちゃうと3点。ここで得点を稼がないとクリアできないのでがんばってみた。

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