SCUBAPRO EVERDRY4を買った→着た

11月半ばまでがんばってウェットスーツやセミドライで潜っていたのですが、水中はともかく上がってからが本当につらい。晴れていてポカポカ日和ならまだしも、曇っていたり雨だったりして風が吹いてくると本当に寒くて潜りたくなくなります。

というわけでドライスーツを買うか!と一念発起してヤフオクを探したり(ヤフオクかーいっ!)。まぁ、なかなか自分にピッタリのサイズはないので、AQROSで安いオーダードライスーツフェアしてたなーと思って渋谷のAQROSまで行ったわけさ。

ちなみにもっと安い既成スーツもこちらで販売しちょりますが。

ま、それはそれとして個人的にはソックスタイプのドライスーツがいいなーと思っていたので渋谷店で写真の右側の国産コラボモデルとやらにしようと思ってたわけです。リストバルブだしよさげ。モノはアポロが作っているらしいので、頼めばネームとかも入れてくれるらしい。オレ的には普通のアポロのロゴ入れて欲しいんだけどw、そりゃムリだろうな。

てなことを店員のおねーさんと話していたのですが、そういえば昨年スキューバプロのドライスーツ扱ってましたよね?という話になったのです。確か価格は8万円前後だったような。あれはもうないのかなぁ?と聞いたところ、もう扱ってないんですよね…あ、でも池袋にはまだ在庫あったかも?みたいな話になり調べてもらいました。

すると一着だけ残っていて、サイズはMR。自分の身長を申告し胸囲などを測ってもらったところ、イケるかもしれないね、ということになり池袋店へ移動しました。なお、価格はデッドストックということもあり(つーても一年だし、現行モデルだわな)、59,800円だそうな。新品のドライスーツが吊しだろうと59,800円なら安いし海外から個人輸入するよりもはるかにリーズナボー。

ということで池袋店に移動して試着したところ、もうあつらえたようにピッタリw若干きついかなぁ?と思うけどネオプレンだし緩くてもかっこ悪いのでコレでよし。しかしもう太れないだろうな。身長も伸ばせない(いや、もう伸びないだろうが)。

つーことで、無事ドライスーツをげっとんしました。

うひょー、かっちょええ。

ヨコにポッケもついてるしソックスタイプだしブランドのネームもついてるしw(まぁ、本当はどうでもいいんだけど)。

試着したときに「どどどど、ドライスーツってのはこんなに首が苦しいものなんすか、ゲホゲホ」となりましたが、こういうものじゃないと水が入ってくるそうな。そうなのかー、とドライスーツ初めて着たのがバレバレなイントラですが何か?

というわけでこのドライスーツでI.O.Pだの熱海、大瀬崎を潜って参ったわけです。この二週間ほど。着てみた正直な感想ですが…

いやドライスーツ快適すぎるだろwwwセミドライなんてゴミだろ!と思うくらい快適←言い過ぎ

難点は泳ぐときに抵抗感があること、そして当たり前だけどトイレに行けないこと。自分、最近冷えるとトイレが近いもので、潜って30分するとかなりトイレに行きたくなりモジモジしてしまいます。大瀬崎ではバディを他のチームに任せて一人で戻ってしまうほど。水飲みすぎないようにしないとなあ、と反省。コーヒーは潜る前にはガマンしよう。ウエイトもまだこの量でバッチリ!というのは決まってませんので今後も試行錯誤ですが。

というわけで冬でも快適なドライスーツをゲットしたのでがんばって伊豆に通おうと思います。ドライスーツは上がったあとにシャワーを浴びなくてもいい、というのはラクでいいよね。もちろん時間あるときなどには風呂なり入りますが、すっと帰れるのは時間も節約できるし疲れないしでこういうところもメリットだよなあ、と思いました。

ソックスタイプにこだわる理由は折りたたんだときにコンパクトな事、そして軽いこと、ブーツが傷んでもドライスーツを修理に出さなくてもいいことでしょうか(ブーツ交換って二万円もするんですってよ!)。好きなブーツ選べるし履かなきゃそのままフルフットも従来のサイズのものを履けるしでいいことづくめです。と思ってるんだけどね。まー、こればっかりはもう少し経験しないとわからないかもですな。

※なぜかScubastoreでマレスやSCUBAPROが買えるようになっちょります。一覧には出てきませんが、IEなどのブラウザで別の国(UKとかでいいと思う)にセットして商品URLを表示し、そのURLを別のブラウザ、シッピング先を日本にしたFireFoxなどの(もちろん逆でもいい)に入力すると普通にBUYボタンが出てきますので、そのままカートにぶちこんで発注しちゃえばいいかと思います。欲しいものがある人はいまのうちにどーぞ~。検索で入力して候補が表示されたのをクリックしてもいいかもですな。

MATRIXが修理の旅に出発

さて、MATRIXが壊れたよ、とScubastoreにメール…というかWebのReturnsから返品処理を申し出た。申し出たのが9/13の午前0時くらい。その後1時間もしないうちにメールが来て、返品番号と返品書類へのリンク、そしてEU圏外からの返品処理用の免税書類へのリンクが来て、それぞれを書いてくれ、ということになった。

そしてScubastoreからDHLへピックアップ手配もされて、9/13の朝にはDHLから電話およびメール。メールにはインボイス(送り状)がついていて、それを印刷しておいてちょんだいな、という内容を指示されて午後イチでDHLが取りに来た。

というわけで返品を申し出て12時間程度ですべてが完了。スペインへの出発は国内でパソコン修理の引き取りと遜色ないレベルでできたわけである。なかなかの手際にオッサンは感動した。なんというか世界も狭くなったな、という感想。国内も国外もインターネットのおかげで手間は格段に減りったな。昔ファックス使って国際電話かけて海外から個人輸入していたのが隔世の感。

さて、無事に修理、あるいは交換されて戻ってきてくれればいいのですが。気になるのはMares製品なので日本には送れません的な問題が発生するやもしれないこと。現状は販売してくれないものだからね。返金になったらイヤだな。

9/17 追記

今朝方スペインに到着した様子。ここからお店に行くので到着は月曜日のようです。日本から都合三営業日もあれば届くわけですね。

ドイツをハブにしてるんですな。自分も行ったことないところ旅している荷物にちょっと嫉妬w

SUBGEAR XP-10

意外にSUBGEAR XP-10で検索されてこのブログに来る人が多いよう。MaresのMATRIXの方が注目されているだろうから、絶対数はMATRIXの方が段違いに多い。今年発売され、Maresブランドだし、先進的な機能もあるのだから、当然と言えば当然。

しかし、このXP-10も廉価な割にはちゃんと使えるダイコンなので、予算ないけどダイコン欲しい、ってな人にはお勧めできると個人的には思う。というわけでこれから買う人の参考になれば、ということでメモ的に書いておく。

まず良いところ。

  1. 価格が非常に安い。
    なんだかんだ言って2万円を切るんだから。ちょっと上にはSUUNTOのZoopがあるけど、5千円くらいの違いがある。この価格帯で5千円差はでかい。

    【ダイブコンピューター】SUBGEAR/サブギア 日本正規品 XP10[205590260000]

    SUBGEAR XP-10
    価格:17,500円

  2. PCとのコネクションがカンタン。
    USBのIrDAインターフェイスなどを用意しないといけないのだが、それだけ用意すればパソコンにつながっちゃう。他の高級ダイコンなどの場合には、インターフェイスだけで1万円から2万円などとあほらしいプライスを付けているものもある。その中でこれさえプラスすればいいのだから、オトクだ。
    問題はIrDAインターフェイスが若干過去の遺物化していて、入手性に難があるかもしれない。もっともAmazonで買えるから問題ないだろう。もっと安いのがいい!という人は香港にあるDealExtremeで買うことをオススメ。送料無料。だが、いつ届くか若干不安にさせられるw
  3. 窒素がグラフで見える。
    あくまでも目安程度にしかならないが、窒素が溜まっている量がグラフで見える。緑のエリアから黄色のエリアなら大丈夫ということになる。赤のエリアはデコを出した、という状態だ。
  4. ちゃんとエンリッチドエア(Nitrox)対応。
    22%から50%まで設定できる。というか今時設定できないダイコンもないだろうけど。
  5. 浮上速度違反が可変。
    深度に応じて浮上速度の基準レートが変化する。例えば27mより浅い場合には11m/分。しかし18mより浅い場合には9m/分というように。闇雲に18m/分以下ならいいんでしょ、という雑な計算はしていない。
  6. ソフトが意外にしっかりしてる。
    パーフェクトではないけれど、Dive Demoというソフトでログ管理ができる。日本語入れると落ちたりするが、とりあえず使える。時間などもあとで修正できる(複数ダイブまとめて)ので、海外のスポットで、時差を直さずにダイビングしちゃったとしても問題ない。 続きを読む

IDCへの参加 その3 プレゼンテーション

IDCはトータル六日間の予定で行われる。通常はAIコース→OWSIコースが順番に行われるが、今回は先にまとめて座学→実技的なものの順番となった。

というわけで、初日はオリエンテーション。そして岩谷さんによる知識開発(要するに講習時に学科を教えること)プレゼンテーション、そして限定水域での講習手法…というかこれもプレゼンテーション、を学ぶ。

IDCは、このプレゼンテーションスキルを学ぶことがほとんどだと個人的には思う。その他の項目はごくわずかという印象。

プレゼンテーション、というと仕事でやるプレゼンみたいなことか?と思われるかもしれないが、なんというか日本的なプレゼンテーションとは異なりアメリカ式のプレゼンテーション。例を挙げるとすれば、よく映画や海外ドラマ、そして戦争ゲームである作戦前のブリーフィングを想像してもらうとわかりやすいかもしれない。例えばこんなシーンだ。

場所:航空母艦のブリーフィングルーム

パイロットや爆撃手がブリーフィングルームに集まっている。ザワザワしている…。そこへ作戦指揮官が登場。そしてこういう話をする。

「野郎ども、よく集まったな。昨夜飲み過ぎて二日酔いの野郎はいないな?よし、OK。今日の作戦を伝える。」→コンタクト(いわゆるツカミだね)
「今日の目標はやつらの横っ面をはたくことだ。つまり、この場所に展開している戦車部隊の右翼側を叩きつぶすことがミッションになる」→この作戦の達成条件
「やつらの右翼側には友軍の地上部隊が10キロ離れた場所にいる。友軍が前線を上げていくときに戦車部隊が邪魔になるので、叩きつぶし、友軍の前進をラクにしてやるわけだ。」→この作戦の価値

というようにダイビングにおいて、この知識やスキルを達成する条件は何か、そしてその価値はなんなのかをきちんと教えるのがPADIのダイビングインストラクションのシステムということになる。この後、そのスキル達成のためのステップ(この例なら攻撃手順とか)を説明して、注意点などを述べることにつながっていく。

終わった後にはちゃんとディブリーフィングを行い、達成できたことを褒め、次につなげていく。通常の仕事でも同じことをなんとなくやっているものだが、IDCではそれを明文化してきちんとツールとして使えるように教育する。もしこの手法を20歳くらいできちんと学べ使いこなせたら、将来業務のときにも必ず生かせる知識、知恵となるだろう。惜しむらくは20歳くらいだと、なかなかこの価値に気づきにくい。もう少し歳を重ね、実際に人を指導したり、部下を扱うとき、業務指示するときにかなり使えるのだが、その域まで行っていない(ことがほとんどだろう)と、この価値にはすぐに気づけないだろうな。

たぶんIDCでよくみんなが最初につまずくのがこのパート。自分は仕事上話すのは必須だし得意なので、まったく苦にしない。戸惑ったのは用語くらいで(もっとわかりやすい訳というか例があるんじゃないのかなあ)、通常の仕事とそれほどかけ離れているわけではないのでむしろ楽しいwでも、実際にIDCを受ける年齢のコア層はこういったことはまだ不慣れだし、年齢もあってやりづらく感じるだろうと思う。

さて、初日はこうして知識開発と限定水域(オープンウォーターと違ってスキルの細かなところまで教えるやり方)でのプレゼンテーションを学んだ。

学科を10時間やったので、リフレッシュしたくなり水に入りたかったので、この後渡部さんがサンセットダイビングに連れて行ってくれた。ニチリンダテハゼやニシキテグリを見て、暮れなずむハウスリーフを1時間程度ダイブしリラックス…というかコースディレクターと一緒に潜ると緊張してあまりリラックスできないようなw。

なお、このハウスリーフは24時間ダイビング可能である。バディがいれば(いなくてもガイドをお願いすればいい)、死ぬほど潜れるw宿の自分の部屋の前を通り、ダイブサービスから1分のところでエントリーできる。レストランもあるので、一歩も外に出ず全日程を死ぬほどハウスリーフで一日6ダイブくらいしてマクロ三昧するのもいいかもしれないwオレはイヤだけど。

ハウスリーフをレストランから臨む。レストランはイマイチw

ラスベガスのダイビングショップ

飛行機からラスベガスのストリップを見る

先だってアメリカはラスベガスに行ってきました。カジノで豪遊…したかったのではありますが、残念ながら仕事でした。もっともカンファレンスを見るだけの仕事なので、たいしたことはないのですが。

最近は海外に行ったときには現地のダイビングショップを覗くことにおります。まー、その時々の趣味に応じた場所を探してみるのがスキなのです。プラモデルに凝っているときには現地のホビーショップだったりしますし、ワーゲンに凝っているときにはカリフォルニア・ロサンゼルスのイベントだったり、ショップだったり。自分の今のトレンドはダイビングなので、必然的にダイビングショップを探すワケなのです。

さて、砂漠のど真ん中にあるラスベガスにダイビングサービスなりショップはあるのか?というと、近くに超大きな人造湖である、ミード湖でダイビング可能なため、ラスベガス市内にもショップは存在します。

自分は淡水ダイビングをしたことがなく、しかも高度も高い場所にあるので今回はしませんでしたが、それなりに盛んな様子。もちろん、日本の都市型サービスのようにツアーを組んだりして海外やフロリダなどに遠征もしています。今回は器材で安く販売してるショップがないかなあ、と思って探したのですけれど残念ながら探した範囲では、これという場所を見つけられませんでした。

その代わりアメリカにあるスポーツ店のチェーンのうち、Sport Chaleというショップはダイビング器材を少しだけですが扱っており、PADIのサービスも併設してるチェーンです。自分のロゴが入ったPADIのバインダーなどもあり、密接な関係がうかがえます。

しかしながら、バリエーション多く扱っているわけでもなくて、しかも他のショップに比べてお高いのでした。ですので、今回はDANのポケットマスクぐらいしか買わなかったり。アクアラングのバッグでも買おうと思っていたのだけど、新しいものは置いて居らず、ちょっと食い足りない感じが否めません。

自分が今まで訪問したところで、器材などがそれなりにあったのはシアトルやサンフランシスコでした。ニューヨークにあるLeisureProはかなり器材がありそうですが、残念ながら前述した通り訪問できなかったので実際にはわかりません(Google Mapで店内を見るとそれなりにスゴそう)。なお、セブ(マクタン島)にもWhite Tipというダイビングショップはありまして、品揃えはそれほどでもないのですが、一通り揃います。アクアラングの製品が多かった記憶があります。自分はマクタン島のショップだけ見たのですがセブシティの中にもあるみたい。今度行ってみることにします。

日本だとmic21やAQROSなどのそれなりの品揃えのショップが多くありますが、海外だとどうしてもこじんまりとしたショップで日本ほどの品揃えは期待できません。ダイビングの器材自体を買うときに自分の使っているサービスに聞いて揃えることが多いからかなぁ、という気もします。そういう意味では日本は選択肢の多さでは幸せなのかも。

ダイブマスターへの道-序章

ダイブマスターの資格、というか講習を受けようと思ったのはなぜだろうと今でも考える。普通にダイビングしている分にはまったく必要ないもの。普通のCカードですら、20代で取ろうと思っていたのに結局40代後半になってやっと取得したわけだし、それまでダイビングは生活の一部でもなんでもなかった。

ただ、現在ダイビングをしていて上手に潜れない自分に腹立たしいのは確かだ。そして必然的にスキルを磨きたくなった。中性浮力だの各スキルだの、もう一度学び直したい、余裕を持って潜りたい、という気持ちがあったときにレスキュー講習を受けた。ファンダイビング、OW、AOWとも今まではお客さんとして潜ることを教わっていたのだろうと思う。そのためレスキューのときは今までの受け身のダイビングとは異なるんだな、と実感した。そしてダイブマスターを取ろうという気持ちが固まったのだと思う。自分の身の上に起きていることなのに思うというのもおかしい気がするけど。

しかしながら、その上のインストラクターはさすがに生業にするつもりはないから、取る事はないだろう、と現時点では思っているが、これもまだ不明だ。ダイブマスターを取った後に考えることにする。

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