伊豆大島でダイブ

7月10日に伊豆大島に行った。カメラ持って行かなかったので写真はないのだった…。

今回は、自分の管理している船にタンクを積み、セルフダイブしてきた。もちろん単独ではなく知り合いのインストラクターと一緒にだ。逗子から出港して片道一時間半くらいで到着する。途中で鯨を発見して、見学していたのでまっすぐ行けば一時間ちょっとかと思われる。

最初のポイントは秋の浜。伊豆大島では著名な場所だ。こちらはボートで行ったのだが、ここはビーチダイブのポイントなのでクルマで来ている人もたくさんいた。一人で潜っている人もちらほらと(笑)。

実は、自分は伊豆だの伊豆大島だの関東近郊で潜るのは初めてだった。水温が21℃くらいとは聞いていたので5mmのウェットスーツを着ていたのだが、耐えきれない冷たさ!いや、伊豆などで潜る人はドライが多いのが理解できた。昨今体脂肪が少なくなったのでよけい寒く感じるようにはなったのだが、今後はもう7mmで潜るようにすると誓ったほど。エントリーした瞬間「ああ、帰りたい、出たい」と思うのだった。いや、せっかく来たから帰らないけど。

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SUBGEAR XP-10

意外にSUBGEAR XP-10で検索されてこのブログに来る人が多いよう。MaresのMATRIXの方が注目されているだろうから、絶対数はMATRIXの方が段違いに多い。今年発売され、Maresブランドだし、先進的な機能もあるのだから、当然と言えば当然。

しかし、このXP-10も廉価な割にはちゃんと使えるダイコンなので、予算ないけどダイコン欲しい、ってな人にはお勧めできると個人的には思う。というわけでこれから買う人の参考になれば、ということでメモ的に書いておく。

まず良いところ。

  1. 価格が非常に安い。
    なんだかんだ言って2万円を切るんだから。ちょっと上にはSUUNTOのZoopがあるけど、5千円くらいの違いがある。この価格帯で5千円差はでかい。

    【ダイブコンピューター】SUBGEAR/サブギア 日本正規品 XP10[205590260000]

    SUBGEAR XP-10
    価格:17,500円

  2. PCとのコネクションがカンタン。
    USBのIrDAインターフェイスなどを用意しないといけないのだが、それだけ用意すればパソコンにつながっちゃう。他の高級ダイコンなどの場合には、インターフェイスだけで1万円から2万円などとあほらしいプライスを付けているものもある。その中でこれさえプラスすればいいのだから、オトクだ。
    問題はIrDAインターフェイスが若干過去の遺物化していて、入手性に難があるかもしれない。もっともAmazonで買えるから問題ないだろう。もっと安いのがいい!という人は香港にあるDealExtremeで買うことをオススメ。送料無料。だが、いつ届くか若干不安にさせられるw
  3. 窒素がグラフで見える。
    あくまでも目安程度にしかならないが、窒素が溜まっている量がグラフで見える。緑のエリアから黄色のエリアなら大丈夫ということになる。赤のエリアはデコを出した、という状態だ。
  4. ちゃんとエンリッチドエア(Nitrox)対応。
    22%から50%まで設定できる。というか今時設定できないダイコンもないだろうけど。
  5. 浮上速度違反が可変。
    深度に応じて浮上速度の基準レートが変化する。例えば27mより浅い場合には11m/分。しかし18mより浅い場合には9m/分というように。闇雲に18m/分以下ならいいんでしょ、という雑な計算はしていない。
  6. ソフトが意外にしっかりしてる。
    パーフェクトではないけれど、Dive Demoというソフトでログ管理ができる。日本語入れると落ちたりするが、とりあえず使える。時間などもあとで修正できる(複数ダイブまとめて)ので、海外のスポットで、時差を直さずにダイビングしちゃったとしても問題ない。 続きを読む

IDCへの参加 その3 プレゼンテーション

IDCはトータル六日間の予定で行われる。通常はAIコース→OWSIコースが順番に行われるが、今回は先にまとめて座学→実技的なものの順番となった。

というわけで、初日はオリエンテーション。そして岩谷さんによる知識開発(要するに講習時に学科を教えること)プレゼンテーション、そして限定水域での講習手法…というかこれもプレゼンテーション、を学ぶ。

IDCは、このプレゼンテーションスキルを学ぶことがほとんどだと個人的には思う。その他の項目はごくわずかという印象。

プレゼンテーション、というと仕事でやるプレゼンみたいなことか?と思われるかもしれないが、なんというか日本的なプレゼンテーションとは異なりアメリカ式のプレゼンテーション。例を挙げるとすれば、よく映画や海外ドラマ、そして戦争ゲームである作戦前のブリーフィングを想像してもらうとわかりやすいかもしれない。例えばこんなシーンだ。

場所:航空母艦のブリーフィングルーム

パイロットや爆撃手がブリーフィングルームに集まっている。ザワザワしている…。そこへ作戦指揮官が登場。そしてこういう話をする。

「野郎ども、よく集まったな。昨夜飲み過ぎて二日酔いの野郎はいないな?よし、OK。今日の作戦を伝える。」→コンタクト(いわゆるツカミだね)
「今日の目標はやつらの横っ面をはたくことだ。つまり、この場所に展開している戦車部隊の右翼側を叩きつぶすことがミッションになる」→この作戦の達成条件
「やつらの右翼側には友軍の地上部隊が10キロ離れた場所にいる。友軍が前線を上げていくときに戦車部隊が邪魔になるので、叩きつぶし、友軍の前進をラクにしてやるわけだ。」→この作戦の価値

というようにダイビングにおいて、この知識やスキルを達成する条件は何か、そしてその価値はなんなのかをきちんと教えるのがPADIのダイビングインストラクションのシステムということになる。この後、そのスキル達成のためのステップ(この例なら攻撃手順とか)を説明して、注意点などを述べることにつながっていく。

終わった後にはちゃんとディブリーフィングを行い、達成できたことを褒め、次につなげていく。通常の仕事でも同じことをなんとなくやっているものだが、IDCではそれを明文化してきちんとツールとして使えるように教育する。もしこの手法を20歳くらいできちんと学べ使いこなせたら、将来業務のときにも必ず生かせる知識、知恵となるだろう。惜しむらくは20歳くらいだと、なかなかこの価値に気づきにくい。もう少し歳を重ね、実際に人を指導したり、部下を扱うとき、業務指示するときにかなり使えるのだが、その域まで行っていない(ことがほとんどだろう)と、この価値にはすぐに気づけないだろうな。

たぶんIDCでよくみんなが最初につまずくのがこのパート。自分は仕事上話すのは必須だし得意なので、まったく苦にしない。戸惑ったのは用語くらいで(もっとわかりやすい訳というか例があるんじゃないのかなあ)、通常の仕事とそれほどかけ離れているわけではないのでむしろ楽しいwでも、実際にIDCを受ける年齢のコア層はこういったことはまだ不慣れだし、年齢もあってやりづらく感じるだろうと思う。

さて、初日はこうして知識開発と限定水域(オープンウォーターと違ってスキルの細かなところまで教えるやり方)でのプレゼンテーションを学んだ。

学科を10時間やったので、リフレッシュしたくなり水に入りたかったので、この後渡部さんがサンセットダイビングに連れて行ってくれた。ニチリンダテハゼやニシキテグリを見て、暮れなずむハウスリーフを1時間程度ダイブしリラックス…というかコースディレクターと一緒に潜ると緊張してあまりリラックスできないようなw。

なお、このハウスリーフは24時間ダイビング可能である。バディがいれば(いなくてもガイドをお願いすればいい)、死ぬほど潜れるw宿の自分の部屋の前を通り、ダイブサービスから1分のところでエントリーできる。レストランもあるので、一歩も外に出ず全日程を死ぬほどハウスリーフで一日6ダイブくらいしてマクロ三昧するのもいいかもしれないwオレはイヤだけど。

ハウスリーフをレストランから臨む。レストランはイマイチw

ダイブマスターへの道-8章:6日目

前日の夜22時くらいのこと。さて、明日の課題であるブリーフィングを作ろう、と思ってアパートに帰ってからマニュアルとノートを机に用意。コーヒーでも飲むかあ、と思ってポットをつけたとたん電気が消えて闇に包まれた。ありゃ、ブレーカー飛ばした?と思ってブレーカーを見てみても落ちてない。まさか、と思って外を見ると真っ暗闇w

アパートの管理人というかお兄ちゃんがLEDランタンを持ってきてくれ、闇からは解放される。だが、しばらく電気が点かないのは覚悟しないといけないようだ。お兄ちゃんにどのくらいで回復するの?と聞いたら、1時間くらいかなぁ?と答えた。いい加減さを差し引いても2時間あればリカバリーするかな、と思い待ってみるが、一向に停電のままwそのまま寝てしまった。

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